地震に弱い家と強い家

水分と白アリ

建物の腐朽には、水分が大きく関係するため、建物の北側や外壁部分の湿気や雨漏り対策、台所や浴室といった水まわりの湿気対策として、耐朽性の高い材料や防腐措置、換気などを考慮します。木材は蟻害を受けやすいため、蟻の種類に対応した木材や土壌の防蟻処理、構造上の進入阻止を講じます。

耐力壁
耐力壁として、筋かいや面材を用いた耐力壁を設け、建築基準法施行第46条に規定されている、必要な量を絶対的に満たします 。地震力は階の重心に作用すると考えて良いでしょう。このため、建築物は水平方向に変形するほか剛心周りに回転します。重心と剛心との距離の偏心の大きい建築物にあっては、部分的に過大な変形を強いられる部材が生じます。 それらの部材の損傷により、その階の耐力が低下し、地震エネルギーの集中をまねくこととなります。 偏心率とは、重心と剛心のへだたりのねじり抵抗に対する割合として定義され、その数値の大きい程、偏心の度合が大きくなります。 言い換えると、偏心率の小さいほど耐力壁等の水平抵抗要素の平面的な偏りが少なく、地震に強いと言えます。?木造住宅では、建物に作用する水平方向からの力に抵抗させるために、筋かいや面材を用いた耐力壁を設けます。特に、昭和56年以前の耐震基準に基づいて建てられた木造住宅は筋かいの不足などが指摘されており注意が必要です。

 

建物の形

1階に12畳以上の大きな部屋や続き間をとると、柱や耐力壁の量が2階に比べて相対的に少なくなり、耐震性が低くなります。吹き抜けなども、耐力壁が少なくなるため、耐震性が低下します。屋根材を軽いものにして、建物重量を軽くすることで、建物への地震力を減らすことができます。重いピアノや書棚などを2階におくと、1階にかかる地震時の水平力が大きくなります。
2階の床にのせる積載荷重が軽くなるような部屋の使い方・間取りにします。平面がL型やコ型などの建物や、凹凸が多い複雑な平面形の建物では、突出部分と建物本体部分の剛性が異なります。
そのため、それぞれの部分が地震時にばらばらに揺れ動いて両者の境界部分(入隅部)から壊れやすくなります。

 

地盤

地震の時、地盤は大きく揺れ、その上に建つ建物も大きく揺れます。この様な地盤の上に建つ木造建物の場合、普通の地盤の建物よりも壁量を増やし、耐力壁を多くしましょう。

 

木造住宅の耐震性を高めるための対策です。対策には、窓などの開口や大部屋の取り方といった間取りで行える対策で一般の施主の方にもわかりやすいものから、専門知識がないとわかりにくい壁量や建物のずれといった構造的な対策があります。沢山の対策がありますが全て行ったとしてもまだ万全ではありません。