七五三 2種類の友禅染

七五三といえば、きれいなお着物を着た子供たちですよね。毎年この時期になるとかわいい子供たちが街中で見かけられほのぼのとした気分になるものです。着物の模様は染められてできています。とても美しいですよね。今回はその染める方法の一つである友禅染について説明していきましょう。

元禄時代、宮崎友禅斎が創始したという説が一般的であるようです。鮮やかな色で趣のある模様だと評価されています。友禅染にも二つの種類があります。それが京友禅と加賀友禅です。聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。

まずは京友禅から説明していきましょう。

これは世界的にもっとも有名な友禅染の一つで、京都が原産です。これにも2種類あり、あの美しい友禅を手書で一つ一つ丁寧にやっていく描き友禅と、大量生産できるよう型紙を作ってその型の上から色糊を置いてつくる型友禅とがあります。その特徴は紅や金などの豪華な色を使い、優美で色鮮やかな御所車(ごしょぐるま)などの模様染です。

現在の手描き友禅の形はこれに加えて墨や青花を用いて構図を描き、糊置きをした色の堰止め、筆で色をつけ、刺繍をし、金銀砂粉・箔などをあしらう、という技術が駆使されています。化学染料が使われるようになったのは明治時代。現在の型友禅は廣瀬治助翁によって型紙により友禅の模様自体を写し取ってしまうという技法が開発されて(写し友禅染め)、発展してきたものです。

もう一種類の加賀友禅についても触れておきましょう。

これは友禅染が昔の加賀、つまり金沢で発達したもののことを指します。晩年宮崎友禅斎が金沢に住んだからという説が有名です。しかし京の友禅とは様が変わり、まるで絵画を見ているかのような草花の模様が一般的でしょう。
紅い色が特徴的で、鮮やかな友禅で、ぼかしが目立つのが特徴的です。「先ぼかし」というのが有名です。これは外側が濃く、内側に行くほど淡くぼかしてあります。加賀友禅は装飾はほとんど行われません。しかし染めで仕上げられるのですっきりとした仕上がりとなっています。

いかがでしたか。知らない方が多かったと思います。これで少しでも友禅に興味をもったならば、着物選びも楽しくなるのではないでしょうか。

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